〖創作日記〗春の工房で囲む、ワークショップの日の薬膳風昼食

Studio Journal

先日の八王子でのワークショップでは、手仕事の合間に、春の素材を使った薬膳風の昼食を用意しました。

真綿や糸に触れ、色を選び、木枠に小さな布を織る時間。
その途中で少し手を休め、季節のものを囲む昼食の時間も、工房で過ごす一日の大切なひとこまです。

この日の昼食

春野菜たっぷりの昼食

この日の献立は、春の野菜、豆、雑穀、根菜を少しずつ組み合わせたものにしました。

  • 玉ねぎのタルト
  • 春野菜たっぷりのサラダ
  • 蓮根とひえ、クコの実のマリネ
  • キャロットと柑橘のラペ
  • 黒豆とごぼう、こんにゃくのソテー
  • 春キャベツとにんじん、丸麦のスープ
  • 雑穀米

デザートには、よもぎのパンナコッタに、いちごと小豆を添えました。

山梨の工房の近くで摘んだよもぎの若い葉のパンナコッタ

手仕事のあいだに、季節をいただく

薬膳風といっても、難しいものではありません。

その季節にあるものを見つめ、色、香り、食感の重なりを考えながら、手仕事の時間に合うように整えた食事です。

春の野菜の甘さやわらかさ、柑橘の明るい香り、豆や雑穀の穏やかな力。布を織る時に素材や色の良さを引き出すように、食事もまた、食材の魅力を引き出してあげるような調理を心掛け、自然から受け取るものを大切にしています。例えば、春のワークショップの定番メニューの玉ねぎのタルトは、新玉ねぎの甘さをじっくり引き出すために、1時間ほどじっくり炒めます。味が濃縮された玉ねぎは、お塩と胡椒のシンプルな味付けだけでも十分食べ応えのあるものになります。新玉ねぎだからこその一品です。

午前中に素材に触れ、集中して手を動かしたあと、食卓を囲むと、会話も少しゆるやかになります。

糸のこと、色のこと、植物のこと。手を動かしていた時間の続きのように、昼食の時間も静かにつながっていきました。

工房で過ごす一日として

yamamayuのワークショップでは、手仕事をしながらゆったりと穏やかな時を過ごして頂ければ・・・という想いで、開催しています。

繭や真綿に触れること。糸を選ぶこと。手を動かすこと。季節のものをいただくこと。手仕事に集中して過ごす一日の中に、素材から布へ向かう時間を感じていただけたらと思っています。

昼食の内容は、その季節や、その日に手に入る素材によって変わります。毎回同じものではありませんが、その時々の季節を感じられるように、少しずつ整えていきたいと思います。


次回のワークショップについて

次回のワークショップは、山梨の工房と八王子のアトリエで開催予定です。

山梨:5月15日・16日
八王子:5月22日・23日

内容やお申し込みについては、下記のページよりご覧ください。

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